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JETRO・インドネシア商工会議所共催ASEAN-Japan友好50周年イベントに登壇

キャリアダイバーシティ株式会社の代表取締役・和田海二が2023年2月22日にインドネシア・ジャカルタで開催されたJETROインドネシア・インドネシア商工会議所共催のASEAN-日本の友好50周年イベント「ASEAN-JAPAN CO-CREATION, CO-INNOVATION」にて、パネリストとして登壇しました。

今回、登壇したパネルディスカションは、「Z Generation & What Matters, Why Matters」という内容でZ世代について日本、インドネシアで活躍する若手起業家、インフルエンサーと議論を行いました。Z世代の特徴、ジョブマーケットでの価値、課題などのトピックについて60分の間、意見を交換しました。

Z世代は「ストロベリー・ジェネレーション」と呼ばれており、見た目は可愛らしく中身は柔らかい苺のようにZ世代の若者はクリエイティブで魅力的な面がある一方、中身はセンシティブである、という指摘がありました。

それぞれのジェネレーションが一つの会社で混ざってパフォーマンスを出す場合には、それぞれの特性について理解し合い、どのようにすれば個性を生かすことができるのかが今後の鍵になるとのことです。

弊社からは、インドネシアのZ世代がどのように就職機会を求めているか、海外へのキャリア形成にどのような希望を抱いているのかを解説した上で、日本の就職市場の魅力について述べました。

同イベントは、日本とASEANの友好50周年を記念するイベントであり、インドネシアを中心としたASEANのビジネスオーナーや起業家、学生などがオーディエンスとして参加しています。

福岡県主催の外国人受け入れセミナーにて講演を実施しました

キャリアダイバーシティ株式会社は、2023年11月15日(水)に福岡県の飲食店・宿泊施設関連の事業者を対象としたセミナー「外国人の文化・習慣に配慮した接客のポイント」(福岡県主催)を実施いたしました。

本事業は、福岡県により多くの外国人を誘客するため、観光事業者をはじめとした外国人受け入れ環境整備の一環として行われてセミナーであり、「イスラム教徒の文化、習慣に配慮した接客について」を解説しました。

約30名ほどの事業者がオンライン・対面で参加し、イスラム教徒の市場から具体的な対応方法について説明をしました。

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<現地大学紹介>インドネシアの東大「インドネシア大学 / University of Indonesia」

今回のコラムでは、「インドネシア大学」についてご紹介します。少しでもインドネシアに関わったことがあれば、日本人でもほとんどの方がその名を知っている名門大学であるインドネシア大学は、「インドネシアの東大」とも言われます。一体この大学の何がそれほどにすごいのか、大学の基本情報を見てみましょう。

インドネシア大学の歴史は古く、インドネシアがまだオランダ植民地下にあった19世紀にまで遡ります。1849年に植民地政府が設立した医学校がルーツです。Depokにある現在のメインキャンパスは、1987年に建設されました。320ヘクタールという広大なキャンパス内には、移動用にバスも走っています。

インドネシア大学の学部

インドネシア大学には薬学、法学、行政学、人文学、経済学、看護学、コンピュータ科学、社会・政治学、医学、歯学、公衆衛生、数学・自然科学、心理学、工学の全部で14の学部があり、多くの学部の授業がDepokのメインキャンパスで行われています。インドネシアのビジネス系メディア”Kabar24”の記事によると、今年の人気の学部トップ3は医学部、心理学部、法学部で、どの学部も定員に対し出願者の数が15~30倍とものすごい数字です。

世界大学ランキング順位は?

イギリス発の大学ランキングQS World University Ranking で、インドネシア大学は過去10年間300位圏内をマーク、インドネシア国内の大学では最上位です。参考のため、日本の大学の順位も見てみると、過去10年間では東京大学が20~30位圏内にランクイン、慶應義塾大学と早稲田大学が揃って200位圏内くらいに毎年ランクインしています。

顔ぶれ豪華なインドネシア大学の卒業生

大学の長い歴史や、各学部への出願者数の多さ、世界の大学ランキングよりも、インドネシア大学の素晴らしさが最もよくわかるのが、卒業生の名前かもしれません。

学部の種類の多さからも想像できますが、卒業生は多種多様な業界で活躍しています。新聞社社長、ジャーナリスト、アスリート、政界(大臣、大使、国会議員、州知事等)、作家、歌手・俳優、銀行役員、私立病院院長など本当に幅広いです。

中でも著名な方々の名前の一部をあげてみると、スカルノ初代大統領の孫で現在国会議長を務めるPuan Maharani、来年の大統領選挙に正式に立候補しているGanjar Pranowo、第三代ハビビ大統領夫人で医者の故Hasri Ainun、現職の財務大臣Sri Mulyani、俳優のNicholas Saputra、同じく俳優のDian Sastrowardoyo、歌手のRossaやOnceなど、少し昔から現在まで現役で各業界で活躍する方々含めすごい顔ぶれがそろっています。

第三代ハビビ大統領と医者で夫人の故Hasri Ainun

インドネシア大学が、そのような卒業生を何十年間も輩出できるだけの教育レベルを保っていることが見てわかります。

インドネシア語プログラム

インドネシア大学では、外国人のためのインドネシア語プログラムBIPAも提供しています。世界90か国以上から幅広い年齢層の学生が集まるインドネシア大学のBIPAには日本からの生徒、学部留学以外で留学をする大人の学生も多いです。

中華圏や韓国の有名大学付属の語学学校とよく似ていて、平日毎日フルタイムでみっちり授業が詰まっているため、最高レベルのBIPA3まで修了するとかなりのレベルのインドネシア語能力がつくことが見込まれます。

日本人の学生の多くは家族の駐在の帯同期間に、基礎を身に身につけるくらいのBIPA1までを修了する方々が多いようですが、それでも異国の地、インドネシアのトップレベルの大学でキャンパスライフを過ごすことは貴重な経験となることでしょう。

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杏子スパルディ
2003年、留学先のアメリカでインドネシア人たちと出会い在米期間中インドネシアコミュニティにどっぷりとハマる。帰国後インドネシアに単身渡り現地採用で外資・日系企業にて合計14年勤務。現在はフリーランスのインドネシア語講師、コラムニストとして活動中。インドネシア人夫と小学生の子供二人と西ジャワ州ブカシ在住。「インドネシアと日本の架け橋に」をビジョンにオンラインコミュニティ、メラプティ交流会運営。異文化交流会、おしゃべり会、無料インドネシア語レッスンなど毎月開催中。
主な実績:
世界で働く女性のためのポータルサイト「世界ウーマン」インドネシア担当コラムニストにて毎月コラムを執筆・掲載
インドネシア人採用の専門メディア 「アジアンHRジャーナル」にて不定期でコラム執筆・掲載

インドネシア教育大学にて日本でのキャリア形成についての特別講座を実施しました

弊社がインターンシップ受け入れで提携をしているインドネシア教育大学にて、大学3年生を中心とした日本語教育専攻の学生約80名に対して、日本でのキャリア形成に関する特別講座「Gate to Japan: Get to know more about Japan」を実施しました。

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同大学は、インドネシア国内でも日本語教育のレベルの高さはトップレベルであり、毎年多くの日本語話者を輩出しています。現在は、茨城県と外国人材の受入れ促進に向けて協力覚書を交わすなど、日本への人材の送り出しにも注力しています。  

今回は、日本に関するクイズゲームから始まり、「日本でキャリア形成するために必要な心構え」という視点から、マインドセットについて解説をしました。そのほか、日本のインドネシア人コミュニティやムスリムコミュニティの活動について周知し、日本で生活するイメージを具体的に持ってもらえるような内容となっています。

質疑応答で上がった質問は10を超え、予定時間を超えるほど、盛り上がりを見せました。

現在、同学部より5名の学生が弊社でインターンシップを実施しています。