インドネシア学生向けビジネス日本語クラス「CAREER TALK 」を開講

本日は、ビジネス日本語プログラムについてご紹介します。日本の就職ビジネス日本語プログラムとは、将来日本で就職をめざす学生を対象に、実際の就職エントリー時に必要なことに関する授業を行っています。日本で働きたい!と思っても、実際の日本の就職活動に関してよく知らない…という方も多いのではないでしょうか。日本で就職する際には、志望理由書や学生時代に頑張ったこと等、自分をアピールする書類を作成しなければなりません。また面接対策も必須です。しかし外国で日本の就職対策ができる機会はそうそうありません。そこで、日本で働きたいという外国籍学生を対象に、就職時に必要な書類や面接対策を授業で行なっています。

現在はインドネシアのバンドン工科大学と提携しており、同大学で日本語を学ぶ学生中心に隔週2時間の授業を行っています。授業は日本語教師としてインドネシアで日本語教師の免許を持っている有田祥子先生が指導しています。

では、ビジネス日本語プログラムでは何を学ぶことができるのでしょうか?具体的には、就職エントリー時に必要な①志望理由書 ②「学生時代に頑張ったこと」③履歴書 の書き方、さらに面接時に問われることや受け答えの態度について学びます。例えば志望理由書の書き方の回では、①会社を志望した理由②その理由やエピソード③なぜその会社が良いのか④会社に入ってやりたいこと⑤会社に貢献できるアピールポイント という5つの段階についてそれぞれ考え、最終的には自力で志望理由書を作成できるように授業を展開していきます。

では実際の授業の流れを見てみましょう。授業の最初に前回の復習や単語テストを行い、その日の授業で重要となる単語の確認をします。毎回の授業内容は就職時に提出する書類作成に直接関わっているため、私たちは復習の時間をとても大事にしています。そして授業の後半にはその日のトピックを取り上げ、パワーポイントやワークシートを使用しながら志望理由書等の内容や書き方を学習します。全く書き方が分からない人でも、先生が考える順序や具体例を段階的に示してくれるため、自分の場合に当てはめて考える練習ができます。

また、授業は基本的に日本語で行いますが、重要ポイントに関してはインドネシア人のスタッフが通訳をしてくれる点も魅力の1つです。