【満席大盛況!】早稲田大学の入学セミナーをジャカルタで実施しました

今回のコラムでは、9月24日にジャカルタ市内で開催された、早稲田大学の入学セミナーの様子についてお伝えします。

セミナー当日、定刻の12時30分よりもかなり早くから既に会場にはセミナー参加者の姿が何組も見られ、「ゴムの時間」で有名なインドネシアらしからぬ熱意を、セミナー開始前から見せてもらった気がします。セミナーは満席、参加者のほとんどがご両親のどちらかと一緒に来場していたため、会場は文字通り多くの人で埋まっていました。来場者はなんと計77名でした。

卒業生には有名人も?大学紹介とプログラムの紹介

早稲田大学の入試担当職員のお二人による学校紹介と英語プログラムの紹介から始まったセミナー。歴史ある名門早稲田大学ですが、世界的に有名な企業である任天堂の社長やユニクロの会長が卒業生の名前として上がると、「おーっ」という反応をする参加者も多くみられました。学校や学部、プログラムの紹介の中でも、学費や東京での生活費、学部では理工学部に興味を示す参加者が多かった印象です。出願や入試の条件・方法について、参加者の学生が流暢な英語と日本語で質問していました。

セミナーでしか聞けない、貴重な「先輩トーク」

その後二人のゲストによるゲストトークが行われましたが、今回のセミナーのハイライトとなるような、とても濃いお話でした。

まず最初に、早稲田大学卒業の元留学生Bimoさんによる「先輩トーク」が行われました。ご自身の早稲田在学中の写真をたくさん使ったスライドを見せながら、「インドネシア人留学生」だったからこそできるリアルトークをたっぷりとされていました。前述のように、学費、生活費、奨学金などのいわゆるお金のテーマに関心がある参加者が多かったのですが、Bimoさんのトークでは、奨学金、在学中のアルバイト経験、留学時代のリアルな生活費のお話など、アカデミックなこと以外で参加者が気になっていたことについてのお話もされました。

そのほかBimoさんのトークの内容でとても印象的だったことは、日本で留学生として暮らすことへの覚悟をしっかりと持つことが一番の準備だ、とおっしゃっていたことです。また、トークの中で何度も、早稲田大学でできた人脈の素晴らしさについても触れていました。学生同士の人脈、教授の人脈、卒業生の人脈がご自身の留学生活や、就職にも大きく役に立ったと言います。今でも定期的に卒業生同士で集まると、意図せずとも自然とキャリアやビジネスの話になり、思わぬヒントやアドバイスをもらえる、とてもいい関係性だとおっしゃっていました。

二人目のゲストは現役早稲田大学生であり、インドネシア大学に留学中の安彦さんによるトークでした。現役学生ならではのお話、中でも早稲田大学の施設のすばらしさについて語られていたのが印象的でした。例えば、インドネシア大学の図書館は夕方に閉館してしまうが、早稲田大学の図書館は夜十時まで開いているので、勉強するのに良い環境であるということ。また早稲田大学のトイレについて、インドネシアに留学経験がある安彦さんならではの「トイレのきれいさ」についてのお話も、参加者の笑いを誘っていました。

セミナーの最後に設けられた質問セッションでは、早稲田大学の入試担当職員のお二人、Bimoさん、安彦さんに直接気になることを質問できる時間でした。参加者の皆さんは列を作り、それぞれとても熱心に、親御さんも英語や日本語を交えて質問をしていたのが印象的でした。

大盛況だった今回の早稲田大学セミナー、来年にはインドネシア人早大生の姿を見るのが楽しみです!

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杏子スパルディ
2003年、留学先のアメリカでインドネシア人たちと出会い在米期間中インドネシアコミュニティにどっぷりとハマる。帰国後インドネシアに単身渡り現地採用で外資・日系企業にて合計14年勤務。現在はフリーランスのインドネシア語講師、コラムニストとして活動中。インドネシア人夫と小学生の子供二人と西ジャワ州ブカシ在住。「インドネシアと日本の架け橋に」をビジョンにオンラインコミュニティ、メラプティ交流会運営。異文化交流会、おしゃべり会、無料インドネシア語レッスンなど毎月開催中。
主な実績:
世界で働く女性のためのポータルサイト「世界ウーマン」インドネシア担当コラムニストにて毎月コラムを執筆・掲載
インドネシア人採用の専門メディア 「アジアンHRジャーナル」にて不定期でコラム執筆・掲載